記憶の水底

8月27日(月)

*1

前日特に起床時間を定めずにばたんきゅーしたため、10時頃、ぱらぱらと起床する。それでも全員寝惚けており、最初は1メートルにも満たない距離にいながらお互い口を開くのが面倒くさすぎてTwitterで会話をしていた。なんやねん。
11時過ぎに漸く「午後からの予定に間に合わなくね?」とやや焦り気味に活動を開始する。入れ替わりでシャワーを浴び、いそいそと荷支度をして*2、12時過ぎに出発。
オタクダッシュで駅まで急ぎ、ギリギリ乗車予定の電車に駆け込む。
40分ほど電車に揺られ、途中で後輩nとは一時別行動に。
私とtは池袋まで良き、そこからサンシャインへ、
――そして、念願で待望の「ウルトラマンフェスティバル」に、行ってきたのである!

割とスケジュールがギリギリだったこともあり、入場直後、まずは展示ブースをすっとばしてライブステージ会場へ。
後ろの席のちびっこに配慮しつつ、まずは念願で待望の(2回目)ウルトラマンショーを観てきた。
いやあ……滅茶苦茶良かった。
そもそもウルトラマンショーなんて何年ぶりに観るのか、というくらいだし*3、現行のルーブをはじめ、6兄弟やゼロ、ジード、そして特に大好きなティガが登場したときは、完全に一少年としてショーを楽しんでしまっていた。物語も演出も、間違っても子供騙しとは片付けられないほど高クオリティだったし、司会のおねーさんは可愛かったし(演技が大振りで本当に可愛かった)、この歳になっても心からワクワクでき、本当に楽しかった。

あとオーイシマサヨシお兄さんが歌うウルトラマンの主題歌が流れたので実質アニサマ4日目だった。

30分ちょっとでショーは終わったのだろうか。そのあとは一旦退場し、再び展示ブースから入場。今度こそ、tと一緒に展示を観て回る。
初っ端でパンフレットを購入し、ウルトラマンや怪獣のスーツに見惚れながらスタンプラリーを押して歩いた。
ウルトラマンは一応(タイプチェンジ等を除けば)歴代作品全員いたはずだが、何よりこの展示では怪獣の完成度がすごかったように感じた。ジオラマ風の迫力ある展示から、まるで博物館のような知識を得られるものまで、その見せ方もだいぶ凝っていたと感心した。あとは怪獣チョイスが渋い。(ロボットだけど)イゴマスとか。個人的にはレイキュバスが壁の上にちょこんと座ってたのが可愛すぎましたね。お前の宿敵入り口の方でエレキングの尻尾につかまって情けない顔してたけど???????

で。

ひととおり展示を楽しみつつ、特別販売していたウルトラマンコラボジェラートも食べてみたりする。私はセブンモチーフのアイスを頼んだのだが、アイスラッガー型のチョコプレートが添えられていて滅茶苦茶面白かった。まさか人生でアイスラッガーを食べる日が来るとは……。

で。

最後は物販コーナーへ。指人形の種類があまりなかったのが残念ではあったが(それでも限定人形含めて6体くらい買った。ウルトラマン指人形だいちゅき)、それ以外にも面白いグッズがたくさんあり、tと語り合いながら物色するのをしばらくやめられなかった。
結局私は、会社用のお土産と先述の指人形、それからtと一緒にランダム封入の変身グッズキーチャームを購入。キーチャームは二人とも目当てのものが当たるという奇跡を起こしブチ上がった。


結果、2時間以上ウルフェスを堪能しきって、会場をあとにする。
そこでこの日まだ食事をとっていなかったことを思い出し、同建物内にある丸亀製麺で食事休憩。
本当はこのあと後輩と合流して映画を観に行くつもりだったのだが、どうもお互いの時間が微妙に間に合わなさそうだったため、映画の予定を断念し、その後に予定していた秋葉原巡りへ直行することに。

秋葉原では先に別行動をとっていた後輩と、昨日会っていた就活のオタクと合流。そこから3時間ほど、4人で秋葉原巡りをした。
というか、友人複数名と雁首揃えてアキバを練り歩くというのは、中学時代の修学旅行以来、相当に久々かもしれない。少なくとも今の面子とよくつるむ様になってからは、まず初めてといっても良いのではないだろうか(とかいって、忘れているだけの可能性もある。というか多分忘れているだけ)。
ソフマップでゲームを観たり、円盤を物色したり、ゲーミングPCを観たり、ゲーセンでFGOACADEをtがプレイしてみたり、メロンブックスで同人誌を物色したり、再びゲーセンでUFOキャッチャーにかじりついてウン千円散在したり、フィギュアショップでショーケースのフィギュア造詣に唸ったり、最後はマックで落ち着いたり……と、約3時間、滅茶苦茶充実したアキバ・オタク・ライフを過ごした。
時間制限の無い修学旅行、というたとえがある種的を射ているかもしれない。各々ぼんやりとした目的はありつつも、途中途中で気に入ったところに立ち寄っては、旅行という大義名分でいつもより財布の紐が緩くなってしまうあの感じ。この歳になってもそういう遊び方ができる……というのは、やっぱり、嬉しい。


マックで時間を潰していると、いつの間にか20時も近くなっていた。
私と後輩nはこの日それぞれの地へ帰らなければならなかったため、二人の友人とアキバで別れ、上野へ向かう。
更にnは高速バス、私は新幹線と使用する交通機関が違っていたため、nとも上野駅にて別れ、20時半、久しぶりに――本当に久しぶりに独りになって、後ろ髪をかなり強めに引かれつつも、ベースキャンプへと帰還する。

帰宅後は、今回のオタク旅行一連の思い出を顧みたり写真を眺めたりしてエモーショナルになりつつも。
月曜の日課であるアニメバラエティ2本はしっかりと観て。
26時頃、数日ぶりの自分のベッドで、心地よい眠りに就くのであった。


     *     *     *


と、まあ、こんな感じで。

毎年恒例、そして夏の最後の大型花火が如き一大イベント、アニサマの旅(+α)の記録2018ver.は、
これにて完結と相成ったのである。

どっとはれ。

*1:28日~31日を執筆したあとに書いてる

*2:後々気付いた(指摘された)が、このとき余裕を持たずに行動していたせいで友人宅に歯ブラシセットを忘れた。コンパクトに持ち運べるしコップとセットになっているしで、割とお気に入りだっただけに、何故忘れたのかとショックを受ける。

*3:というか、もしかしたら見たことないかも?