記憶の水底

10月25日(木)~28日(日)

これは、まだ未来に待ち受ける運命を知らない頃の物語。*1

     *     *     *

【25日(木)】
とりあえず何事もない日ではあったのだが、しこたま仕事量があった一日。
21時に退勤する。
実は翌日家族が来訪する為、今日は早めに帰って散らかりに散らかった無法地帯の自室を片付けたかったのだが……このざま。
結局帰ってからもしばらく休んでしまい、自室整理を始めたのは日付も変わろうかという頃だった。
ゾンビランドサガを挟みつつ、とりあえず数時間で最低限の片づけを済ませる。

で、27時前、やっとこさ一息ついて、まず寝よう……と、したところで、
地震がきた。
27時半過ぎだったろうか。微睡んでいたところに急にスマホ2代からアラートが鳴り響き、飛び起きた。
直後、比較的大きな揺れ。
やたらにビビったが、幸か不幸か心臓が縮まった以外の被害は出ず。
なんかもやもやとした気持ちを抱えつつ、そのまま眠りにつくのだった。


【26日(金)】
午前~昼直後にかけて、近場のあいさつ回り。
で、本来なら今日は半休となり、帰れるはず……だったのだが。
例によって"待ち"の仕事が発生し、予定では15時頃帰る予定だったところがどんどん延び、結果、早上がりといいつつ帰宅できたのは17時も過ぎた頃の話だった。
しんど。

で。
帰宅し、来訪する家族連中を待つこと1時間ほど。
執筆をして待っていたところに、皆はやってきた。
今回来たのは、父、母、祖母、そして叔父の4人だ。
同じ地に住む大叔父が病に伏したため、その見舞いを兼ねた来訪だった。が、私の仕事が予想外に延びてしまったため、見舞いは私がひいこら行ってる間に先に行ってもらっていたのだった。
皆、車移動+親戚付き合いで既にそこそこ疲れていたようだったし、祖母に至っては数日前から体調も悪かったらしい。
それでも一息ついたのち、皆、夕飯に付き合ってくれた。
夕飯は色々と悩んだが、祖母の不調もあってさらりと食べられるところで、夜の街に全く明るくない(夜だけに)私でもわかるところ、ということで、回転寿司へ。本当に風情がない。
1時間ほど食事を楽しみながら皆の積もる話に耳を傾ける。帰り足にスーパーに寄って夜食やら飲み物やらを買い、帰宅。あとは飲んだり駄弁ったり足マッサージを叔父に仕掛けられて死ぬほど痛かったけどシャワー浴びてあがったらむしろ足が軽くなって自分の疲労スゲーとか思ったりした。
0時過ぎ、皆もやはり疲れがあったのだろう、誰ともなく布団に入り、消灯と相成るのだった。


【27日(土)】
8時に起床。
やってきた家族たちと今日は外出……ではない。
酷い話だが、今日はまさかの、会社行事だった。
折角来た家族とは行動を共にできず、朝、作ってもらった食事を頂いたのち、父母に車で送られて出社。
会社行事は、まあ、BBQ大会だった。
10月の暮れに。しかも天気が滅茶苦茶悪い日に。

私は行き帰りの運転役だったため、酒を飲まなくてすんだが、それでもなかなかハードな会だった。いや、会自体は楽しかった、というのが正直な感想ではあるが、なにぶん風がありえないくらい強く、「いかに風の魔の手を逃れて飯にありつくか」みたいなアトラクションめいていたのが恐ろしい。飛ばされる小物を取りに都度全力疾走したり、テントが飛ばされないよう全体重で支えたり、飛び散った食い物やら飲み物を拭いたり、いやこれバーベキューか?

お開きになり、帰宅したのは17時過ぎの話だった。
そこから疲労でばたんきゅ~し、再び意識を取り戻したのは20時過ぎ。
昨日観なかったアニメを見たり、家族たちが無事帰宅した報せを受け取ったり、土曜激アツアニメタイムを楽しんだりして。

26時前に眠る。


【28日(日)】
今日はようやっと休み……ではなく、仕事。

8時半に起き、プリキュアは視聴する。
で、その流れで着替え、持ち帰ってきていた車に乗って上司を拾い、仕事先へ。
実務があったというよりは挨拶と立会い的なもので、午前中内にさらりと終了する。

帰宅し、数時間前に見きれなかったニチアサを回収したり漫画を読んだり、競馬を嗜んだりする。
16時過ぎ、いよいよ我慢できなくなり、外出。
18時から――プリキュア映画を観てきた。

今回は絶対泣くなあ、とは思っていたが、案の定、だめだった。
というか90分上映のうち3分の2以上は泣いていた自信がある。初っ端から泣いたし中盤の「ふたりは」パートから「リワインドメモリー」、そしてラストバトルの「プリキュアオールスターズメモリーズ」、ラストシーンまで全部が刺さりまくった。オルスタバトルの時泣きすぎて軽く息できなくなった。そのくらいやばい。
ただひとつ惜しむべきは映画パンフレットが既に売り切れていたことか。まあ、そうでなくともこれは何回か見る価値がある(というか、1回見ただけだと色々な意味で目が追い付かない)ので、また観に行ったときに購入しよう、と決意し、劇場を後に。

帰り道にラーメン屋へより、ニンニクマシマシな二郎系ラーメンを啜って帰宅。
なんなら帰ってからも映画のことを思い出して何回か泣き、そのまま布団に入ってからも泣き続け、21時頃、泣き疲れて寝てしまうのだった。

赤子か。

*1:そうか???