記憶の水底

9月22日(土)~24日(月)

風が強く吹いている


【22日(土)】
11時過ぎに起床。いつ寝たかの記憶は無いのだが、多分27時過ぎくらいに寝落ちした。
そこからシャワーを浴び、アニメを観て、12時半。
外出し、自転車で5分ほどの――病院へ。

この日は、同市に住んでいる大叔父のお見舞いに行ってきた。

膵臓癌らしい。
が、治療法の目処が立っておらず、検査中のための入院とのこと。
院内でやや迷いつつも、大叔母と会い、大叔父の病室に行く。
少しの挨拶を交わしたのち、その階のフリースペースへと移動。2人と1時間ほど話をしてきた。
会ってみてよかったと思うのは、大叔父が思った以上に元気そうであったということ。身体的に明らかに衰えていたり、そうでなくとも精神的に疲弊しているかと思ったが、見た目には変わらずの様子だった。
逆に心配を覚えたのは、やはり今後の見通しが不透明である、ということ。手術か、薬物か。その判断がまずできていない状態であり、今後も暫くは緊張状態が続くという。またそれゆえもあって、むしろ大叔母の方が(見た目こそ気丈にふるまってはいたが)疲れているようであった。
14時過ぎに二人とは別れ、病院をあとにした。が、今後も時間を見つけてこなければならない。遠くの親戚でも近くの他人でもない、近くの親戚なのだから、こういう時こそ家の者の一員として、しっかりと動かなければ。
祖母らが近いうちにお見舞いに来るというが、そこもなんとか時間を作って、一緒に行動しなければと思う。

見舞いの後は、病院からほど近いショッピングモールにて買い物をしたのち、帰宅。
食事の買い物や変身セットの買い物をしてきた。
精神年齢の変動がすっごい。
あとはひたすらアニメを見ながら過ごす。ガンダムビルドダイバーズが本当に面白い。
2時頃寝る。


【23日(日)】
折角の三連休だしなんかしようかなあ……と思って、結局なんもしないなあ、ということを悟り始める三連休中日。

2日目はマジでなんもしなかった。
アニメ見て、寝て、アニメ見て、寝て、ちょっと出かけて(ツタヤ)、アニメ見たくらい。
ガンダムビルドダイバーズが本当にありえんくらい面白い。
こういうことにならないために手帳にミッションを書いて管理しているはずなのだが、どうにもここ数日はその手帳すら開けていなかった。反省がある。
結局何をするでも無かったが、FGOをしたりなんなりしているうちに何故か4時を回っており、私の人生こんなはずじゃなかった……と瞳を曇らせ眠りに就く。


【24日(月)】
一生三連休さえあればいい。(妹さえいればいい。

午前中に起きてから、しばらくアニメを観る。
その後軽く部屋の掃除をしたり、Twitterに流れてきた算数の問題に頭を抱えたりしたのち、14時過ぎに外出。
三連休最終日くらいはなんかしなければな~と思い、温泉に行ってきたのだった。

入浴前、近くのラーメン屋で昼食を取る。店を出た瞬間土砂降りが起きて一瞬焦ったが、西の空が明るく、予報でも雨の情報は出ていなかったため、通り雨だと判断し更に近くのゲームセンターへ。QMAを3プレイほどして再び外に出ると、案の定外が穏やかになっていたため、安心して温泉へと赴く。
小一時間ほど入浴しつつ、ぼんやりとしたり、ここ数日酷使した目と肩の疲れを温めてほぐしたり、小説のネタを考えたりする。
そして上がったのち、施設内にある休憩スペースでワイヤレスキーボードを開き、湯船の中で浮かんだネタを早速アウトプットした。ネタは新鮮なうちに形にしておくのが本当に良い。忘れるもんね。
ちっちゃい子に変な目で見られながらも30分ほど創作活動に没頭したのち、きりの良いところで温泉から離脱し、矢張り晴れていた空の下、帰宅。
あとはテレビを見ながら夕飯を食べ、アニメを観て、日付が変わったのち、執筆の続きを行って掌編を一作書き上げたのち、布団に入る。
身体が妙に怠かったが、温泉に入った効能なのか、翌日からの仕事への怯えなのか、普通に体調不良が生まれたのか、よくわからないまま意識を失うのだった。