記憶の水底

10月2日(月)

誕生日回です。

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誕生日なので仕事のことを書かない(それでいいのか?)*1

気が付けば23歳になっていて、2日くらい前まで誕生日が近づいていたことを本当に失念していた。
妹達から誕生日プレゼントをもらって、ようやく思い出したくらいには忘れていた。
変な話をすると、恐らく私は小さいころ、自分が23歳になるだなんて考えてもいなかったように思う。
というのも、別にそれまでに死にそうだからとかそういうわけではなく。
ただ単純に、想像も想定も及ばない時期だと無意識に考えていたのだろう。
大学を卒業したてで、社会に入りたてで、結婚とか夢とか、そういうものとはかなり遠い位置に佇立する自分というのを、まったくもって考えていなかった。
だからいま、23歳になって、偏に戸惑いを感じてる。
まったく想定もしていなかった歳になり、いま何をすべきで、これからどこに向かえばいいのか。
覚えておくべき知識は? 経験しておくべき娯楽は? 交流しておくべき人間は?
学生の内は細切れなゴールがあったため、少なくともそこを短い目標としていれば、誤魔化して生きてくることができた。
だがここまでくると、目標があまりにも遠すぎたり、現状目を凝らしても見えるところになかったりするため、急に歩き方を忘れてしまったかのように思考が立ち止まってしまうことが多くなってきている。
誕生日を迎えられるのは嬉しいこと、とまだ感じることはできるが、
それとは別に、じゃあまたひとつ歳を重ねた自分がどんな感情をもってこれからの人生に臨めばいいのか、が、いまひとつはっきりしてこない。

そういえば実のところ、20代は10代の時とはまた違って苦しい10年間になる、と、3年前に予感していたのだが、
その予想はあながち間違いではなかったのかもしれない、といま改めて思う。
何にせよ、一日一日の短いスパンにおいても人生という長いスパンで考えても、20代、そして23歳のこの時期は、懊悩の多い日々を過ごすことになるだろう。
できることならなるべく諦めずに、けれども基本的にはなるべく頑張りすぎずに、深く考えすぎずに、騙し騙し、生きていきたいと思う。

支離滅裂になったが、このあたりで。相変わらず文章に残すと自分でも何が言いたいのかわからなくなる。
あ、お祝いしてくれた人達、ありがとうございました。(ここで言うものか?)

*1:適当に書くと、今日〆のデカい業務があって大変だった。そこそこ苛々した。