記憶の水底

7月21日(土)~22日(日)

【21日(土)】
8時過ぎに起床。
シャワーを浴び、荷支度を整え、9時過ぎに出発。
予定通り10時過ぎの上り新幹線に乗り込み、今日から2日間――東京へと赴くのだった。

その理由は、家族全員が東京で一堂に会するため。
父は週明けに出張があり、母は土曜から火曜までまとまった仕事休みが取れ、祖母は諸々あってからの気分転換のため、上京中の妹たちの様子を見がてら東京旅行に来ることになっており、折角なら……と、私もそこに混ぜてもらった次第である。

11時半、北より南下してくる家族とは一足先に東京入りした私は、池袋へ。
早く来たからと言って特に何か目的があったわけでもなく、結果、クソ暑い(本当にクソ暑い)コンクリートジャングルを重い荷物をしょったまま徘徊したり、耐え切れなくなってからはドトールで涼みつつ時間を潰したりと、体力と時間をいたずらに消耗させてしまった。これなら開催中の博物館情報でも見ておけば良かったかな……なんて。

15時過ぎ、南下してくる家族もそろそろ東京に着弾し、かつ、日中用事のあったらしい妹がフリーになる時間を見計らって、池袋から電車を乗り継ぎ、妹たちの住む部屋へ。
残念ながら月火ちゃんは別件の旅行があったため、この時は会うこと叶わずだったが、部屋では火憐ちゃんが迎え入れてくれる。
さらに少し経ったのち、今度は同じく東京に住んでいる従妹もたずねてきて、ほどなくして残りの上京組も部屋へとやってきた。

全員早くも都会の暑さにやられているようだったので、挨拶もそこそこに、買ってきたアイスで小休止。
また、両親と火憐ちゃんはそこから買い物に出るというので、私、祖母、従妹はそれを小一時間待った。
待ったのち、19時前くらいに再合流した私達は、本日のメインイベント――といっていいかどうかはわからないが――である、温泉へと赴くのだった。
バスで数駅のところにある和風な温泉に辿り着き、まず1時間ほど各々汗を流す。
都内でも随一の評判というその温泉は、なるほど温泉の種類も、湯加減も、内装も、かなり良いもので、あがるころにはすっかり気に入っていた。この先東京に来る機会があり、妹の部屋にもお世話になることがあったら、是非ともまた利用したい。

夕飯もその温泉で皆と取る。豚丼が滅茶苦茶おいしくて出てきて2分で完食。あとハクビシンがいた。
あっあれってハクビ

22時前くらいに妹宅へ帰宅。
そこからは買った酒やお菓子をつまみながら部屋でとろけ、日付が変わって25時過ぎ、旅行へ出かけた月火ちゃんと電話し、レヴュースタァライト3話を観る。
そして部屋の一室を借り、私は父と母と文字通り川の字で寝るのだった。


【22日(日)】
普段と違う部屋、普段よりもきつい暑さの中で横になったため、ほぼ寝れず。
明け方くらいから何度も寝ては目覚めを繰り返したのち、8時過ぎ、観念して起床。
ニチアサを見せてもらいながら朝食を頂く。ハリほま…………。

皆が起き、朝食を食べ終わるの待ち、いよいよ活動開始。
従妹とは途中の乗り継ぎ駅で別れたが、両親、祖母、妹、そして私の5人はそこから更に移動し――スカイツリーへ。

うん。
普通に観光してきました。

f:id:orangemillefeuille:20180814002342j:plain
f:id:orangemillefeuille:20180814002353j:plain
f:id:orangemillefeuille:20180814002402j:plain

日頃路線図ばかり見がちな東京の街を、俯瞰で把握できたのは非常に面白かった。スカイツリー中心で各エリアの位置関係もなんとなくわかった。
空中散歩楽しかったです……♡

ほか、ツリー内の和食屋で昼飯を食べたり、お土産屋でウルトラマンの指人形を買ったり、フロートを食べたりした。
16時過ぎ、ツリーから出て、今度は上野へと向かう。
火憐ちゃんが予約してくれたというチーズが売りの店に赴き、17時過ぎから少し早めの夕飯をみんなで食べた。
通された部屋が若干狭く、窮屈な思いをしながらの夕飯とはなってしまったが、いわゆるラクレットやフォンデュなどの普段口にすることのない料理を楽しみ、酒を交わしながら家族と語らう時間を過ごせたのは楽しかった。

20時少し前に店を出て、軽く上野駅内を散策したのち、私はそこで皆に見送られ新幹線で帰宅。
車内で何度か転寝をしつつ、23時過ぎに帰宅し、はねバド! はじめ休日分のアニメを数本見たのち、眠るのだった。

     *     *     *

楽しかったが疲れた、けれどもやっぱり最高に楽しい2日間の東京旅行だった。
なお、両親と祖母は更に火曜まで東京に留まり、いろいろと出かけることになっていた。
……が、この週末、記録的にも異例な暑さとなったことで、そこから我々家族はいろいろとしんどい思いをすることになるのだが……。
それはまあ、別途、この日記で遺していくことにする。