記憶の水底

3月16日(金)~18日(日)

【16日(金)】
風呂にも入らず休日の準備も何もせず寝落ちしてから一夜明け。
7時前に起床だよ~(早くから仕事があったので)。

朝一で車を飛ばし、昼まで遠方で仕事。
その後はオフィスでひたすら事務仕事。今日は事情があり、とにかく定時までに――できれば定時前に――帰りたかったため、割と我武者羅にタスクをこなしていく。
が、現実はあまりにも無情というのが世の常で。
そもそも何故か増えていく仕事! 17時過ぎに更に急遽降ってくる仕事! 18時過ぎにやってくる無茶ぶり!!
みたいなのがドカドカとのしかかり、結局、半ばブチギレ状態で*1仕事をドバァン!! と片し、あるいは片しきれなかったものは翌週の自分に全て任せ、19時前に無理矢理社会から離脱。

大急ぎで部屋に戻ったのち、これまた大急ぎで一泊二日の旅行準備をし、
予め呼んでおいたタクシーに飛び乗って駅へ。
それからバタバタと切符を購入し、19時45分頃の東京行き新幹線に飛び乗り、数週間ぶりに首都東京へと赴いただのった。*2

新幹線内ではFGOをやったり爆睡したり本を読んだりし、21時半頃、華金色の大都会へ到着。
更に池袋まで移動し、そこで待ってくれていた妹二人と落ち合う。

というのも、今回の東京遠征はオタクでも観光でもなく、ただ「妹の暮らしぶりを見て、妹の話を聞く」ために設けたイベントだったのである。
(まあ、結果的にはオタクも観光もするのだけれど。後述。)

妹たちが住む街まで電車で移動して、そこの焼き肉屋で夕食を摂る。なんでも彼女達の行きつけなのだとか。
月火ちゃん*3が楽しそうにいろいろと頼み、火憐ちゃん*4が物静かながらも満足そうに肉を頬張る。なんでもない妹との食事風景だったが、無性に幸せを感じた。近況、オタクトークなどをできたのも、良い時間だった。
あとめっちゃホタテが美味しかった。北海道産ですって。

支払い? 俺に任せろしたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!

食事後、帰宅……とはいかず、月火ちゃんの強い要望で急遽、近所のカラオケへ。
兄妹三人で約2時間、熱唱してきた。
妹二人、めっちゃ歌が上手い。俺もめっちゃ上手い。最高か? 最高だった。
何歌ったか結構忘れてるけど、覚えてる限り、書いておく。

僕:Hide-and-Seek青空jumping heart、サキワフハナ、Playing the Worldとか
火憐:ラブミーギミー、Harvest、smiling spiralとか
月火:さよならメモリーズ、ドラマチックLOVE、君の瞳に恋してないとか

帰宅後、三人でいろいろ話し、翌日にバイトを控えた妹たちが部屋に入っていくのを見届けたのち、27時ごろ、リビングで就寝した。


【17日(土)】
仕事の悪癖というのは恐ろしいので、休日も普通に8時には目が覚めるようになってしまった。
バイトのため9時に外出する火憐ちゃんを見送り、更に11時に外出する月火ちゃんを見送る。
兄はだらだらと過ごしている内にいつの間にか12時になってしまっており、シャワーを浴びたのち、外出。

急遽人と会えることになり、2時間ほど、とある人物と会う。何気にほぼ初対面ではあったが、ゆっくり話をする時間もあり、突然ではあったが、良い時間を過ごすことができた。

その後、ふと思い立って、妹たちのバイト先に赴く(厄介な兄だ)。
火憐ちゃんは残念なことにもうバイトをあがってしまっていたが、月火ちゃんは絶賛バイト戦士中だった。土産物を売っていたため、ひとつ商品を買ってみたりもした。

夕方、17時10分から池袋にて、本日のメインイベントである映画観賞に入った。
さよならの朝に約束の花をかざろう」を、見てきた。
前々から期待度がかなり高く、脚本もキャストも音楽も好きな人だったので、本当に楽しみな作品ではあったのだが、

えぐいくらい泣いた。

鑑賞後、数十分に亘って涙が止まらないほど、ひどく感情を揺さぶられてしまった。
親子、兄弟、恋人、あらゆる人間関係が尊い

マキア……。

本当に言葉にならないが、今まで見たアニメ映画で一番好きな作品になってしまった。もう何回か観に行く。何回でも泣く。


えぐいくらい泣きながら劇場を出て(公式美術画集とさよ朝特集号のユリイカを購入した。パンフレット無かったのが本当に悔やまれる)、軽く夕食にうどんを食べて(女子力)、21時過ぎまで漫画喫茶で時間を潰す。そこでまた何回か泣く。

21時半、池袋から妹たちの部屋がある街まで戻る。
二人はなお忙しそうにしていたので、街を少し散策したのち、23時頃帰宅。
23時半からの土曜激アツアニメタイムを一人で観ていると、火憐ちゃん、続いて月火ちゃんが帰宅したので、そこからたくのみまで一緒に観ながら談笑した。
2時過ぎ、だいぶ二人が疲れている様子だったので、そのまま解散と相成り、私もリビングにて布団を敷き、眠りに就くのだった。


【18日(日)】
9時頃、起床。
月火ちゃんが午前から遊ぶ約束があった、と言っていたが、何回か起こしても起きてこなかったのでしばらく放置。
そうこうしている内に火憐ちゃんも起きてきて、諸々準備をし、12時頃火憐ちゃんと部屋を出る。月火ちゃんはまだ寝ていたので、そのまま行ってきますをした。
外に出たのちは、二人で近くのモスバーガーにて昼食を取る。取りがてら、彼女の近況をいろいろと訊いた。二人の込み入った話も聞くことができ、「妹の話を聞く」というメインミッションも達成することができたように思う。

13時過ぎ、駅近くで月火ちゃんとも別れる。
途中で秋葉原によってオタク・活動をしてから、東京駅へ。14時半の新幹線に乗って、ベースキャンプへと戻るのだった。

帰宅後、少し寝たのち、活動を再開。
……再開したが、23時過ぎ、例によって力尽き、いつものごとく無意識のうちに布団に入って、そのまま寝落ちするのだった。


というか、約二日間妹二人と一緒にいたから、孤独感に押しつぶされて意識を失ったといったほうが正しいのかもしれないけれど。

翌日からまた、独りだからね。

*1:この時ばかりは苛立ちと焦りが表にも出てしまっていたかもしれない。24にもなろうとしているのに、思えば何とも情けない態度を取ってしまった。

*2:余談。新幹線に乗ろうとした瞬間出張から帰ってきた上司の姿を見止めたため、慌てて別の車両に乗り換えたりした。

*3:下の妹。

*4:上の妹。