記憶の水底

2月6日(火)~7日(水)

心まで鋼鉄に 武装する、


【6日(火)】
唐突にこないだ話そうとしていた記憶喪失の話。
最近、通勤路の「ある地点」で「ここから記憶を失くす」(往路)、「ここから我に返る」(復路)と自己暗示をする遊びをしている。
そうすると、夜部屋に帰ってきたとき、不思議と一日が異常に早かったような錯覚に陥るのである。
「あれ? 今日日中何してたっけ?」的な。
あるいは、日中は私の中の別の誰かが私をやってくれていて、朝と夜だけが私を受け持っているような、そんな感覚。
本当に記憶を失うわけではないのだが、だがこの遊びをするようになってから、一日の終わりに、その日が異常なほど早く過ぎたと感じるようになった。
精神に支障が出なければ、もう少し続けてみようと思う。

そんなことをやり続けている内にいつの間にか人生の終わりに至っていたら、それはそれで嫌だけどねえ。

21時前に退勤。
アニメを見て、FGOラジオを聴きながらバレンタインイベを回して、お風呂に入りながら歴代スーパー戦隊の主題歌を熱唱していたら普通に疲れた。
普通に疲れたので、「宇宙よりも遠い場所」を見てゲラゲラ笑ったのち、0時頃、何もかもを投げ出して寝た。
部屋の電気をつけたまーま。


【7日(水)】
で、8時間近く惰眠をむさぼったのだが、結果的にそれが功を奏した(?)一日となる。
朝、会社に行き、デスクワークが積み重なっていたので頑張ってやるぞ~! と意気込んでいたら、

上司に急に呼び出されて丸一日運転手をやる羽目になった。

日中仕事はほとんどできず、それでも時々携帯を覗くとどんどん仕事がたまっていき、また電話も度々かかってき、隣では上司が酔っ払い……
なんだこれ? となりながら、本当によくわからない一日を過ごした。
18時過ぎに帰社し、ここで今日の仕事終わり! となればまだよかったのだが、当然そうはならず。
重なっていた仕事に追われ、また別の上司からは仕事が遅いとどやされ、4割のしんどさと6割の腹立たしさで、結局23時頃まで残業をしてしまった。
今日は完全に、自然災害に遭ったような感じ。
避けることのできない問題が次々に降りかかり、一方的に被害を被り、行き場のない感情だけが残る。
端的に言って最悪だった。

帰宅後、夕食を簡単に摂りつつ高木さん4話を観る。心が荒んでいたため、珍しくアニメを見ても楽しい気分になれなかった*1
超珍しく自発的に母や友人へLINEを飛ばす、というらしくないことまでして、
翌3時ごろ、沈み込むように眠りに入った。

*1:楽しい気分というか……アニメを見てる! という「趣味に興じている」気持ちに全くなれなかった。