記憶の水底

12月3日(日)~4日(月)

【3日(日)】
3時半、6時半、8時と断続的に目が覚める。
9時過ぎ、昨晩の二日酔いと寝落ちで頭が痛かったが、用事もあったため起床。
シャワーを浴び、パンを食べながら録画したプリキュアを観て(今回、戦姫絶唱シンフォギアだったな?)、10時半に家を出る。

日帰りで東京へ行ってきた。

行きの道中はひたすらFGOの異端なるセイレムをプレイし(ほぼ最後まで行ったが、片道で審判結神……クリアすることはできず)、
12時24分に東京駅へ到着。
駅まで来てくれた母親と合流し、1時間半ほど、上野へ行ってきた。
色々と話をしつつ、上野公園内を散策する。たまたまやっていた鯉の展覧・審査会、各博物館の混み具合、ストリートパフォーマンス、不忍池……無計画に足を運んでみたものの、なかなか楽しい時間を過ごせた、と、思う。母親と二人でゆっくり出かけるというのも、久々の経験だったし。
自分はこの歳になっても家族が大好きなので、こうして家族との時間を僅かでも持てると本当に嬉しい。会える機会が少なくなってしまったからこそ、こういう時間をこれからも大事にしていきたいと思う。

さて、上野公園からは14時頃離脱し、一路池袋へ。
池袋ではバイトあがりの妹、ええと、月火ちゃんと合流し、3人で油そばを食べた。流石美食家の月火ちゃんがおすすめするだけあって、美味しかった。
そこから某大学へ行き、今回のメインイベントである、妹、ええと、火憐ちゃんが出演する演奏会を観てきた。
会場では東京にいる母方の叔母夫婦、従妹と、現在独り暮らし中の父方の従妹とも会い、親族では計7人での鑑賞となった。
演奏会は短い時間ながらも独自のストーリーと高い技術の演奏、歌唱を楽しむことができた。軽快さと厳かさのメリハリが上手くついており、寸劇、実技ともに相当練習したことが伺えた。
何より、妹の演奏を久々に聴けたというのが嬉しい。実家にいた頃は毎日当たり前のように聴いていたが(いたからこそ?)、ああして久方ぶりに耳にすると、ほっと安心するような気持ちになる。もちろん、技術は当時よりも更に磨かれており、その成長にも感動することができた。

演奏会終了後、叔母一家と別れたのちは、母、月火ちゃん、従妹と4人で池袋にて夕食会。
韓国料理屋で、主に妹たちの話を聞きながら温かなひと時を過ごした。
帰りに少し池袋を散策したのち、従妹と別れ、東京駅へ。そこで母と妹に見送られ、私は東京を発ったのだった。
滞在時間、約8時間。思った以上にあっという間の休日だった。

帰宅後は即布団に入り、アニサマを観ながら、寝る。


【4日(月)】
早起きするつもりだったが起きたら久々に吐き気がしたため予定より30分ほど遅れて起床。
なんで社会に従事しなければならない……という気持ちで出社した。
仕事はタクシーごっこをした。

先週くらいからまた、感情の揺れが激しい毎日を過ごしている。
この会社でいける! やっていけそう! と急に考えられるようになったと思ったら、
数分後には目の前が真っ暗になり、未来に絶望しか感じられなくなり、
かと思えばまた急に楽しい気分に上がっていき……というのを、数分単位で繰り返す時間を過ごし続けている。
終わりのない感情のフリーフォールがつらい。つらいが、このアトラクションからの降り方がわからない。どうすればいい。

20時頃退社。
もう少し仕事はあったが、あまり残業しすぎて精神をいたずらに破壊したくないので逃げ帰ってきた。
外は雨だったが、傘を忘れたため濡れネズミになりながら帰宅。
夕食を摂り、一息ついていま日記を書いているところ。
風呂に入ったら、積んでいる小説や漫画を読もうと思う。気が向いたら、少し執筆を。

どれだけ悩んでも現状は何も変わってくれない。そもそも変わるのが吉なのか、変えるのが得なのかもわからない。
だから仕方が無いので、せめて限られた自分の時間を有意義に使って精神の安定をはかろうと思った。

     *     *     *

転職、なんて文字が、頭の中で電飾みたいにチカチカ明滅している
そのうち光過敏症発作が起きてしまいそうね