記憶の水底

9月7日(木)~10日(日)

【7日(木)】
ちょっと早起きをして、一日中外での仕事だった。
足がめちゃくちゃ疲れた。
仕事中、これまで自分の持っていない分野の学術的な話を聞くことができ、良い知見を得ることができた。
周りの人々は冗談半分に理解のできなさを哂っていたが、社会に出たらああいう自虐と謙遜の中間を表明するのも必要なのだろうか。理解できないのは仕方ないにしても、意味がわからないと突き放すような態度はあまり好きではない。

帰宅後は何もすることができない。
夕飯を食べたのち、本日分の己の電池が切れてしまったかのように、寝沈んでしまった。
日付が変わってから目を覚まし、シャワーだけ浴びて、また寝た。


【8日(金)】
ちょっと早起きをして、いつもと違うところに出社。
新しい仕事の始まりを経験してきた。
もっとも、それ以外は特に大きなことはなく、大体暇な一日だった。ドライブとかした。
だが途中で遅くまでかかる仕事に参加することになり、勤務中に夕飯を先輩と食べるという稀有な経験をしつつ、結局退社は21時頃となってしまった。

帰宅後、やはり魂の電池が切れ、駄目になった。
23時からのアニメ(ようこそ実力至上主義の教室へ)を観たのを最後に、翌朝まで記憶が飛んでしまうのだった。


【9日(土)】
そんな感じで累計12時間近く眠る。本当に体力が無い。
日中はアニメをたくさん見た。木金リアルタイムで見れなかったもの、録り溜めていたプリンセス・プリンシパルなど。
あとは散々寝かし続けていた小説(二次創作)を漸く完成させた。さらっと見返すと、前半と後半でガラッと文体が変わっており、笑いと悲しさの感情を同じくらいに得た。
夕方、というか夜近くなってから、外出。自転車で15分ほどのショッピングモールに赴き、ゲーセンでQMAを4プレイ程したのち、温泉に入ってきた。
前々から来たかった温泉で、かなり期待値は高かったのだが、果たしてめちゃくちゃ良い風呂であった。
程よい熱さの風呂、炭酸泉、サウナ、露天風呂等々。欲しいものがすべて詰まっており、満足を得た。機会があれば、同じく温泉好きの父も是非連れてきたい。願わくは、家族全員を。

外出からは20時ごろ帰宅し、夕食を作って食べ、身内通話を3時間ほど行った。
昔懐かしのアニソンやボカロ曲をみんなで聴いてみんなで死ぬという遊びをやった。予想以上に楽しかったのでまたやりたいです。
26時半ごろ寝る。


【10日(日)】
午前中も終わりにさしかかる頃起床。朝食を食べながらプリキュアを見てボロボロ泣くおじさんとなる。挿入歌「勇気が君を待ってる」はプリキュア挿入歌の中でも随一の熱さを誇ってるのでみんな聴いてください。
午後は買い物に出たり、月見バーガーを買ったり、漫画を買ってきて読んだりした。あと例によってアニメをいろいろ見た。
他人から見れば変化の少ない休日の過ごし方なのだろうが、自分はこれで十分満足しているので、これからも(何か大きな事件が身に降りかからない限りは)休日はこのスタンスで生きていたい。というか休日くらい変化の少ない人生を過ごさせてほしい。

夜、昨日書き上げた小説を投稿したり、アニメを色々見たり、クイズ番組を見たりした。
あとは積ん読状態だったデカルト方法序説』(岩波文庫)を読み始めた。おっかなびっくりでの読書ではあったが、読んでみると存外わかりやすく、また程よい共感を覚えられたため、あっさり第一部を読み終えてしまった。もしかして一週間くらいでさらりと読めてしまえるかもしれない。

勉強に執筆にアニメに読書と、ちょっとの外出。
今回の休日は、自分のルーティンでありレゾンデートルといってもいい行動を満遍なく取れたような気がする。
いつもこんな感じで生きていければもっといい。こういう生き方ができるよう、心と時間に余裕をもって生きていければそれが私にとっての幸せの及第点なのかもしれないと思う。

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それはさておきまた社会に出なきゃならないのはつらいね。